ニューヨークのホテル活用術
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ニューヨークのホテルについて、現地ガイドがホテル利用のコツや活用術をお教えます!
なるほど〜、とうなづける情報ばかりです。予備知識としてご一読ください。
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ニューヨークのホテル活用術
ページ内コンテンツ
1. ニューヨークのホテル活用術
ホテルの活用術の本文です。ここを読んでいれば、ニューヨークのホテルはまず使いこなせます。
両替・換金のコツ
ホテルのレセプション(チェックインカウンター)で行ないます。日本円・トラベラーズチェックなどをUSドルに換金できます。通常1回(一人)に付き$100〜$200まで換金できます(ホテルによってはサービスにないところもある)。ルーム番号を書いてサインするだけです。両替はサインは不要です。
ホテル1階のセーフティーボックス利用法・反利用法
"面倒"のひとことに尽きます。第一に朝一番、急いでいる時にセーフティーボックスに預けた現金を取りに行くとさあ大変、先に先着が長い列をつくっている。係員の対応は遅い。暗証番号がああだ、こうだ。こんなことが多々ありますので、あまり使いたくないのですが、どうしてもこれを預かって貰わなければ外に出れない、というような方は預けてください。まず、暗証番号は任意ですね。次にMother's
Maiden Nameは何かと記入することもあります。これは自分のお母さんの婚前の名字になります(お父さんと結婚する前の名字。別に何でも構わないんですが...)。これをローマ字にして書いてください。とある高級ホテルのセーフティーボックスでも紛失事故があったので難しいですね、お勧めするのは...。なお、最終日のご出発が早朝の場合、セーフティーボックスから貴重品は前夜のうちに出しておきます。早朝はセーフティーボックスの係の人が出社してくるまで貴重品が出せない、という事態になります。
モーニングコール(個人編)
昨今のモーニングコールは、お部屋の電話からレコーディングメッセージに従って自分でセッティングできるようになりました。しかし、レコーディングメッセージが英語で何をいっているのかさっぱりわからん、という方は次のように御願いします。ダイヤル"0"のオペレーターかハウスキーピングに電話します。「ウェークアップコール・プリーズ」と言ってください。そうしましたら電話口で、何とかかんとか(「何時ですか?」)、と聞いてきますから、「セブン・エーエム」などと希望の時間を言って下さい。
「ウェークアップコール・プリーズ」と 「セブン・エーエム」の二言いうだけです。もしかすると、ダイヤル"0"のオペレーターは、ハウスキーピングに転送するかもしれませんが、慌てずハウスキーピングが電話をとりましたら「ウェークアッ...」と言って下さい。それと、部屋番号はいちいち伝えなくても結構です。あちら側には表示されております。
モーニングコール(団体ツアー、グループ編)
グループオーガナイザー、添乗員の方、お客様がVIPでしたらご自分でウェークアップコールをかけて差し上げましょう。今現在でもオートメーションのウェークアップではなく、ホテルマンが一部屋一部屋電話するという原始的なホテルがほとんどです。そしてその人達は、往々にしてモーニングコールをかけるのを忘れます、もしくは遅れてかけます。これはホテルにもよりますが、ニューヨークの人々の資質でしょうね。いい加減なのです。ウェークアップコールがかかってこなかった、というお客様の声を聞かないためにも。しかし、念のためグループのネームリストに起床時間を書いてホテル側に提出します(「絶対電話しろよ、と」)。受付先はホテルにより違います(例えば、シェラトンだったらグループセールス、ヒルトンはレセプション)。御願いごとをするときは、必ず上の人間を捕まえるんですよ!その紙をぺいぺいに渡すとゴミ箱行きになっているかもしれませんよ。また、チェックアウトの日はホテル出発時間・バッゲージダウンの時間なども書いておくとよいでしょう。
バッゲージダウン(チェックアウト時ポーターに荷物を下ろすよう手配する)
お部屋からベルキャプテン(もしくはポーターのデスク)に電話してもいいんですが、そのままロビーのベルキャップに手配を面合わせで頼むのが一番です。これもまだほとんどが手書きで、見難かったり、メモが消えたりして忘れられますし、前夜に御願いしても、その頼んでたポーターが次の日の朝はもう帰ってますから、仕事が引き継がれることなく忘れ去られている、というケースがあります。したがって、もう一度朝にリコンファームを入れておきます。だいたい遅れてきますが、文句をいってもユニオンがどうだこうだ言い訳するだけで、結局自分が泣く運命になります。手配はしっかりとしましょう。もしくは自分で持って降りましょう。アメリカ人の旅行慣れした方はホテルでも空港でも自分の荷物は自分で持ちます。その方が早いからです。ヴィトンのスーツケースを10個程持ってたらポーターは飛んでかけ寄ってくるでしょうが...。
ホテルのミニバー(冷蔵庫)を上手く使おう
ホテルのミニバー(冷蔵庫)に入っているペットボトルのお水は、平均$5くらいから$10くらいします。近くのデリなどで買えば$1〜2です。高いですよ〜。ニューヨークの水道水も飲むことができますので、念のため。東京の水よりおいしかったよ、とおっしゃる方もいます。
なお、ホテルのお部屋の冷蔵庫に、外で買ってきたドリンクを入れるとき注意することが1つあります。もし、冷蔵庫がドリンクのボトルを"ガチャン"とひとつづつ引き出すタイプのものでしたら、その"ガチャン"と引き出したとき、自動的にチャージがいくようになっています。ご注意ください。普通の冷蔵庫のタイプだと問題ありません。
もしガチャンタイプの冷蔵庫だったら、外で買ってきたドリンクは次のようにして冷やしてください。部屋に置いてある(バスルームにあると思います)アイスボックスにアイスマシーン(通常各階のエレベーターの脇などにあります)から氷をいれてきて、多少水を加えるかして、冷蔵庫代わりに使ってください。ビールなどを冷やしたい時など、こちらの方がよっぽど早く冷えます。
ホテルのお部屋からの電話のかけ方
お部屋からお部屋にかける時は通常、"7"+相手の部屋番号になります(ニューヨークでもペンシルベニア・ホテルなど例外もありますので注意)。 オペレーターは"0"、ルームサービスは...、ハウスキーピングは...。、とここまでは、ホテル内ですから電話代はかかりません。
国際電話をかける場合は長電話に注意してください。ほとんどのお客様が電話代を請求されてびっくりしています。ニューヨークのホテルからの国際電話通話料はとにかく高額です。ヒルトンホテルなどでは、日本へ電話をかけると最初の接続だけで$20ほども請求されます。電話していると、思ったより長く話していることが多いから注意が必要です。
ホテルの外に電話する場合ですが、外線番号を先に押してから相手の番号をダイヤルします。この外線番号はホテルによりまちまちですが、ニューヨークでは一般的に"9"か"8"です。この外線番号を押してから相手の電話番号をダイヤルします。
<例:日本にかける時> "9"か"8"+011-81-(最初の"0"を抜いた)市外局番-電話番号
<例:アメリカ国内にかける時>"9"か"8"+1+の市外局番-電話番号
となります。
ニューヨークのホテルの電話は高いですから、長電話には注意しましょう。
高層ホテルのエレベーター
ニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウンやシェラトン・ニューヨークは50階近くまでフロアーがあるため、エレベーターが階により分かれています。そのためエレベーターの乗り口もいくつも分かれていますから、自分の宿泊するお部屋が何階かによってエレベーターの場所も覚えておいてください。違う階の同じ場所の部屋を開けないようにご注意下さい!
2. ニューヨークのホテルで払うデポジット + チェックアウトの基礎知識
ホテルにチェックインする際には、必ずクレジットカードの提示を求められます。ホテルの宿泊費を払っていたとしてもクレジットカードを提示しないといけません。どうしてでしょうか。
チェックイン + デポジット(前金:インシデンタルフィー)
ニューヨークの(普通以上の)ホテルにチェックインするときは、必ずクレジットカードが必要です。 通常、宿泊費の支払いが済んでいればクレジットカードだけ提示すればいいですし、旅行会社などのパッケージツアーなどで来ていればHotel
Voucher(ホテル宿泊券ですね)とともにクレジットカードを提示します。ご存知のとおりアメリカではクレジットカードもIDカード(Identification Card:身分証明書の意味)として通用します。ただし、最近ではセキュリティー強化のため、どのホテルでもパスポート提示を求められるのが普通です。さて、ここでいうデポジット(インシデンタルフィー)は日本語でいう前金を意味しています。ホテルのお部屋から電話をかけたり、お部屋の冷蔵庫のドリンクを飲んだりするための保証金となります。チェックアウトしないで帰っちゃう宿泊客は、電話代、ルームサービスなどのサービス料金をカードから自動的に引き落としますよ、という意味です。デポジットを払ったら、ミニバー(お部屋の冷蔵庫)の鍵も貰いましょう。言わないとくれないところもあります(冷蔵庫の付いていないホテルもあります)。デポジットは現金でも支払えます。通常$100から$200を払います。現金でデポジットを払った場合、使用した電話代などを差し引いた残りをチェックアウト時に返還してくれます。しかし、現金でのデポジットを受け取ってくれないホテルもあるので注意が必要です。
チェックアウト(精算)
たとえお部屋の電話を使ってなくても、冷蔵庫のドリンクを飲んでなくても、チェックアウトは必ずしておきます。なぜならば、後になってクレジットカードに請求が来た、ということが往々にしてあるからです。チェックアウトでの精算は、現金でもトラベラーズチェックでも、チェックイン時に提示したクレジットカードでも、その他のカードでも支払い可能です。注意する点は、かけてもいない電話代が請求されてないか?見てもいない有料テレビ代が請求されてないか?こういった料金がよく間違って請求されています。はっきりと、これは使っていません、と言えば、請求額から削除してくれます。ただし、電話料金が間違っているのではないか、とホテル側に文句を言う方がいますが、間違ってはいないはずです。ヒルトン・シェラトン・マリオットなどの中級クラスですら、日本への通話は1分間約$10ですから、長話にはご注意を。なお、お支払い後に貰う、領収書(statement
または receipt)は必ず保管しておきます(特にクレジットカード払いの時は)。ニューヨークでは、基本的に、「領収書(レシート)下さい」とこちらから言わないと貰えませんので、ご注意ください。
3. ホテルでの貴重品管理
ニューヨークのホテルでの盗難、なくなりませんね。ニューヨークに住む人は、ニューヨークでは「捕られた方が悪い」、という意識でいますから、日本人はいいターゲットになっているようです。気をつけましょう。
セーフティーボックスは完璧か?
お部屋のセーフティーボックスに入れておいた物が紛失する、といったケースが起こるたびに、ガイドさん達と、またか!と話しています。ニューヨークでは運が悪ければ、セーフティーボックスに入れておいたものですら盗まれます。セーフティーボックスに入れるからだとわたしは思いますが...。特に鍵をかけるタイプのセーフティーボックスが危ないようです。ゴルフ場にあるような、暗証番号を入れるタイプのものは安全です。ニューヨークでは特別にセキュリティーがしっかりしたホテル以外セーフティーボックスを使用することはお勧めできません。もしどうしても、という方はホテルのロビーにある、セーフティーボックスを利用するとよいでしょう。ただしいろいろと面倒ですが...。
貴重品はどうするか?
ホテルから外出する際、お部屋の中に貴重品を置いたままにしておくと、夕方帰ってきた時にはその貴重品は消えているかもしれません。特に、見えるところに置いていれば盗って下さいといっているようなものです。貴重品の盗難が多いホテルはある程度限定できますが、最高級クラスのホテルでもありますので、お気をつけください。ニューヨークの常識から考えて、ホテルのお部屋に貴重品を置いたままにしておくと、盗られて当然で、貴重品を置いたままにしておく方が悪い、ということになります。セキュリティーに話しても盗難届けを書いてくれるだけで、犯人をさがそうともしてくれないでしょう。このような事態にならぬよう、次のようにお客様には説明しています。 「貴重品はスーツケース(ソフトバッグを除く)に入れ、鍵をかけ、クローゼットにしまう」
「盗られて困るものは見えるところに置かない」 。これで安全でしょう。今までスーツケースをこじ開けられたり、スーツケースごと消えていた。ということは皆無ですから。
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