ニューヨークは北緯およそ40度。日本で例えると、ちょうど八戸と盛岡の間に相当します。このページではニューヨークの地理的条件について説明しています。ニューヨークがアメリカのどこに位置するのか、マンハッタンがニューヨークのどこに位置するのか、地理的な要素が全てわかります。
一般にいう「ニューヨーク」とは、アメリカ合衆国北東部に位置する、「ニューヨーク州」の中の、「ニューヨーク市」の中の「ニューヨーク区」のことを指しています。大きい視点から見ていきます。
「ニューヨーク州」は扇形(逆三角形)の形をしており、北はカナダと国境を接しています。エリー湖(左)からオンタリオ湖(右)に流れるナイアガラの滝もニューヨーク州に含まれます。(正確には、カナダ側の滝をカナダ滝、アメリカ側の滝をアメリカ滝と呼んでいます。)
さて、その扇形の握りの部分が州の最南端に位置しますが、そこがニューヨーク市があるところです(青い四角で囲われたエリア)。右側にはアメリカ最大の島ロングアイランドが位置しています。
ニューヨーク発ナイアガラの滝ツアーはこちら >>「ニューヨーク区」すなわち、マンハッタン島は、南北に24キロ、東西に4キロの細長い島です。東はイースト川、西はハドソン川に挟まれた小さな中州です。この小さな島にあらゆるもの全て(ゴミから宝まで)が詰まって、ニューヨークと呼ばれています。市街は碁盤目状の区画になっており、AvenueとStreetがその区画を構成している。(ちなみに1マイルは1.6キロです)
マンハッタン島は大きく分けて3つのエリアから成ります。14st以南をダウンタウン。14st~59stの間をミッドタウン。59st以北をアップタウンと呼びます。この3つのエリアも、さらに細分化された街により形成されています。右図の「Downtown」だと、チャイナタウンやグリニッジビレッジなどがひとつの街の単位です。
ダウンタウンの最南端はウォール街と呼ばれる金融街でそれ以外はほとんどが住宅街です。ミッドタウンはマンハッタンの中心でもありビジネスの中心になります。両脇の川沿いは住宅街や倉庫街になります。アップタウンはほぼ全てが住宅街です。
マンハッタン島は南北に12本の大通りが走っており、これをAvenue(Av:アベニュー)といいます。現地の日本人は「…番街」と言う風に呼んでいます。アベニューはイースト川沿いの1Avから始まり、西にいくにつれ2Av、3Avと番号が増え、最後の12Avがハドソン川沿いとなります。マンハッタンの中心を串刺しに走っているのが5Av(5番街)です。街はこの通りで東西に分けられます。5Avより東側はEast Side(イーストサイド)、西側はWest Side(ウエストサイド)と呼ばれます。ブロードウェイのミュージカルや映画で有名なウエストサイド・ストーリーは文字通り、ニューヨークの西地区界隈を舞台にした作品です。
東西に走っている通りをStreet(St:ストリート)といいます。同じく「…丁目」と呼んでいます。ストリートは南から北に番号が上がります。マンハッタン島の最北端の220Stまであります。