1. ニューヨークのタクシーの捕まえ方
通常タクシーを拾うのは、流しのタクシーということになります。日本の駅前のタクシー乗り場のようなところはないと考えてください。まず空車のタクシーを見分けます。タクシーはイエローキャブという名のとおり、黄色い車で、屋根に番号のボックスがついている車です。空車のタクシーは、屋根の上のボックスにライトが点いている車両です(右の写真)。誰かが既に乗っているとライトが消えていて、どこかに向かっている最中ですから、止まってくれません。タクシーを停める時は、大胆に車道に2、3歩足を踏み入れて手を上げます!ニューヨーカーの中には、「タクシー」と声をかけながらタクシーに向かっていく人もいます。それくらい捕まえるのに困難な時もあります。タクシーが近寄ってきたら危ないですから一度歩道によけてください。日本のタクシーは自動ドアでしたよね?ニューヨークのタクシーでは、乗り降りの際、自分でドアを開け閉めします。
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メジャーリーガーの松井さん
ニューヨークのタクシーに乗った
時の感想が楽しかったです |
2. 行き先の告げ方
行き先は有名なスポットやホテルだったらその名前をただ告げるだけでいいです。「ニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウン!」などのようにです。ただ、タクシーの運転手のほとんどがインド人かパキスタン・バングラデッシュ人で、道やスポットに不案内な運転手がほとんどですから、場所が分からない、などと言い出す人もいます。その場合は、目的地に一番近いコーナーのアヴェニューとストリートの番号を告げます。例えば、右図のCの地点、「Gucci(グッチ)」に行きたければ、「5AV
and 54street(フィフスアヴェニュー アンド フィフティーフォースストリート)」と簡潔に言って下さい。Please go to ---、などと言う必要はありません。
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はっきり大きな声でね |
3. 料金とチップの払い方
タクシーの初乗り運賃は$2.50です。以後、50セント毎にメーターは加算されます。夜間料金は夜の8時から翌朝6時まで50セントが加算されるだけです。平日4-8PMのラッシュアワーは$1加算されますが、安いですよね。以前(随分前)などはわざと遠回りして料金を稼ごうとするドライバーもいましたが、現在では道を間違えて、結果的に遠回りになってしまった、というような間抜けなドライバーしかいません。料金は到着地に着いたらメーターを止めますのでその料金を払います。お釣を貰ったら、チップを必ず、少なくとも$1渡します。「釣はイラねえ」みたいな言葉を英語でいうと、「キープ、チェンジ(お釣はとっといて結構)」といいます。
チップに関しての説明はこちら
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タクシーに乗る際の注意事項
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レシートを必ず貰うこと!言わないとくれない場合がほとんどです。もし忘れ物などした場合、車両番号の控えとなります。(忘れ物をしてもまずでてきませんが...。矛盾してるようだけど。)レシートを要求する際には、単純に「レシート、プリーズ」といいます。 |
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タクシーは、前に1名、後ろに3名まで乗れます。合計4名までですね。それ以上は法律違反になるとのことで、乗車拒否されます。 |
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降りる際には、必ず座っていたシートをチェックしてください。よく忘れ物をしています。 |
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夕刻4時〜5時までの間はタクシーが拾いにくい時間帯になります。タクシーはほとんどがオフ・デューティー(休憩時間)となります。タクシー運転手のほとんどがインド人やバングラデシュ、パキスタン人なのですが、その方々のお祈りの時間だからです...(冗談)。タクシーの運転手のほとんどが同民族であることは事実です。 |
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運転はレーサー並みの荒さです。つり革に捕まって、足を踏ん張っていてください。元スーパーモデルだったわたしのルームメイトはタクシーの衝突時に鼻の頭を切りました。マンハッタンで事故があると、通常はタクシーと何かがぶつかっている、ということでも分かるはずです。 |
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タクシーはマンハッタンの外には行きたがりません。帰りの客が拾えないからです。契約上はニューヨーク市全域は、営業エリアとして行かないといけないのですが、拒否されることがほとんどです。ニュージャージー州に行く時のみ、往復料金を課金することが合法的に認められています。空港へは喜んで行ってくれます(ニューアーク空港除く)。 |
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