ニューヨークの気候と服装

ニューヨークの気候と服装

ニューヨークの気候には日本と同様に四季があります。ニューヨーク観光におすすめの季節は?という質問がよくありますが、答えは目的による、です。このページでは、ニューヨークの気候に加えイベントについても紹介しています。あなたにぴったりなニューヨーク観光の時期を探しましょう。

ニューヨークの気候と四季、気温

ニューヨークの気候をおおまかにいうと、気候は大陸性で、冬は凍てつくように寒く、夏はうだるように暑いです。西の大陸からの風が支配的ですが、しばしば大西洋からの海風が快く吹き込むこともあります。

おおむね予測しがたい気候で、季節的には短い。冬が4月までずれ込むような寒い年もある。桜の開花は4月半ばから後半。ゴールデンウィークの時期は比較的安定している。緯度が高いため、梅雨前線はニューヨークまで上がってはこない。したがって降雨量は高くない。

6月後半に一旦ぐっと気温があがる時がある。それ以降は平均30℃~35℃くらい。雨も日本に比べるとすくない。日本とまではいわないが結構蒸す。年によっては30℃にいかないときもあった。例えばジャックリーン・ケネディーが亡くなった年など、8月にこぶし大の雹が降ってきたことも(少し大袈裟かな?)。8月は年に数日40℃まであがる時期もあり、老人が亡くなったというニュースの報告も毎年のようにある。

マンハッタンの路面の新しいアスファルトが柔らかくなるほどの暑さだが、デパートやレストランなど、ビル内に入ると逆に風邪を引くほどの冷房がかかっている。ホテルの部屋やブロードウェイなどの観劇時用に半そでの上から羽織れるものを持っていきたい。マンハッタンは水に囲まれた島であるがゆえ、夏場はハドソン川、イースト川、ニューヨーク湾の蒸気が停滞している。都市独特のスモッグもあいまって、大気は白く濁った色になる。エンパイアーステートビルからの展望が遠くまでクリアーに見えないという点では、残念な季節でもある。

雨の日の過ごし方

7月、8月は年間を通して最も雨が多い時期です。せっかくの旅行中なのに一日中雨マーク…そんな日は、メトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館(MoMA)で1日美術鑑賞にあてることをおすすめします。特にメトロポリタン美術館は1日かけてもまわり切れないほどの広さです。

また、意外と穴場なのがブロードウェイミュージカルの昼の部の公演です。夜のイメージが強いブロードウェイですが、作品によってはお昼過ぎに開始する公演があります。天気がコロコロ変わるニューヨーク。観劇後、雨が止んでいるなんてことも!

あっとニューヨークでは、美術館やブロードウェイの割引チケットを販売しています。ご鑑賞前日、当日でもチケット手配が可能ですので、雨のときこそ一緒にニューヨークを楽しみましょう。

小春日和の暖かさで、大気の濁りもなくなってくる季節。セントラルパークや、街の街路樹、アップステートの紅葉は文字通り、燃えるように色づく。紅葉は10月半ばが見ごろ。ウッドベリーコモンに乗用車専用道路のパリセードパークウェイで行くとよい。10月からのメジャーリーグのポストシーズンや11月からのNBAプロバスケットの開始などスポーツが燃え上がる時期でもある。11月に入ると寒くなってくるが、通年で最も旅行者で賑わう季節。ホテルがとり難くなる時期でもある。

平均気温は0℃から-10℃。1月、2月が厳しい。数回雪が積もる。年によっては、腰の高さまで積もることもある。目の前の大西洋の冷たい波に洗われる。近くの海流「ラブラドル寒流」により冷やされる。カナダからアップステートやペンシルバニアを抜けて吹き付けるカナダ降しの風はかなり寒く、乾燥している。寒さのため凍死するホームレスもでてくるほど。空は青く、風は速く、雲もでないため、エンパイアーステートビルなどの展望台からは、日中、夜間ともに何処までもクリアーに見える。路上のスチームの白い湯気が風物詩ともいえる。

年間の平均気温と日の入り時間(サンセット)

エンパイアステートビルやトップオブザロックなどの展望台は、日の入りのサンセットから夜景に変わる時間帯に行くのがおすすめです。時期によって日の入り時間が異なるので、事前に確認しておきましょう。弊社では展望台チケットをお得な料金でご用意していますので、チケットがまだの方は以下からお買い求めください。

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ニューヨーク 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最低気温(℃) -3 -2 2 7 12 18 20 20 16 10 6 0
最高気温(℃) 4 6 11 18 22 27 29 29 25 18 13 7
日の入り(日没)時間(PMころ) 5:00 5:30 7:00 7:30 8:00 8:30 8:30 8:00 7:00 6:00 4:30 4:30

季節ごとの服装

旅行の準備で一番困るのが「服装」ではないでしょうか。ここでは、季節ごとにどんな服を持っていけば良いかを紹介します。

暖かい日では気温が20度以上になることもありますが、朝晩は冷え込むのでコートが必要です。ある年では5月に雪が降ったと思えば、翌週には30度を超えたりと、服装選びが難しい季節です。冬用コートが欲しい日もありますが、コート2着持ってこれない場合は、春用コートとマフラー等で調節することをおすすめします。
外気温と室内の気温にそれほど差はないので、お買い物時やブロードウェイ観劇時に困ることは少なそうです。

結論:日本が暖かくてもニューヨークは冷える日もあります。コートを持って行きましょう。

日本の夏ほどジメジメはしていませんが、ひときわ強い日差しが厳しい季節です。帽子だけでなくサングラスがあると安心です。そして、最も注意が必要なのが冷房です。デパート、レストラン、スーパー、劇場、美術館、地下鉄…どこへ行っても「効きすぎ」なほどに冷房が入っています。上から羽織れる服を1枚持ち歩くのがおすすめです。ブロードウェイ観劇時には、羽織りに加えてひざ掛けがあると便利です。想像以上に室内は冷え込みますから、冷房対策はばっちりしてきてください。

結論:外は暑くても室内は非常に冷えます。サングラスと羽織りを持って行きましょう。

ニューヨークと傘 「アメリカ人は傘をささない」という話をよく耳にします。たしかに小降りの雨では傘をさしている人は少ないですが、本降りの雨では鞄から折りたたみ傘を取り出す人が多いです(傘を持っているのにも関わらず、土砂降りでも頑なにささない方もいますが…)。天気の変わりやすいニューヨークでは折りたたみ傘を持っていくことをおすすめします。
もし忘れてしまったら、ホテルのドアマンに声をかけてみてください。普通クラス以上のホテルであれば、傘を貸してくれます。

9月はまだまだ夏のような日もありますが、外が暖かい日は室内が冷えるので上着は持っていたほうが無難です。紅葉が見頃の10月半ばは徐々に冷え込んくるのでコートがあると安心です。日によってはポカポカ陽気の日がありますが、そんな日は秋の服にストールやニット帽で温度調整すると便利です。

結論:温度調整が難しい時はストールやニット帽で調節しましょう。

ヒール?スニーカー? せっかくのニューヨークだから、ヒールを履いておしゃれをしたい方も多いのではないでしょうか。「交通手段(マンハッタンの歩き方)」でもご紹介していますが、ニューヨークは車より、電車より歩いた方が早い場合が多いです。ニューヨーク観光では、たくさん歩くことになりますので、歩きやすい靴を持ってくることをおすすめします。また、SOHOは地面が石畳のため、ヒールだと非常に歩きづらいです。「それでも私はヒール派!」という方は、歩道にある地下鉄の通気孔にヒールが引っ掛からないようご注意ください。

日本の冬は12月から始まるイメージですが、ニューヨークは11月の時点で冬用コートが必要になってきます。クリスマス以降のホリデーシーズンにいらっしゃる方は、防寒対策を万全にしてきてください。昼間は日が差して暖かいと感じても、夕方以降はぐっと冷え込みます。ニューヨークの冬は寒いというより、痛いです。ダウンコートに加え、マフラー、ニット帽、手袋は必ず必要です。コートも短い丈のものより、膝丈まであるロングコートがおすすめです。

ここで注意していただきたいのが夏と同様に室温との差です。デパート、レストラン、スーパー、劇場、美術館、地下鉄…どこへ行っても「効きすぎ」なほどに暖房が入っています。汗をかいてしまうと外に出たときに冷えてしまうので、室内で温度調整できるようにしておきましょう。

結論:マフラー、ニット帽、手袋の防寒対策と、室内では温度調整のできる服装で。

シーズン別おすすめツアー あっとニューヨークでは1年を通してニューヨーク市内観光やニューヨーク夜景ツアーを催行していますが、ツアーによっては季節限定のもの、1日限定のものがあります。ツアー選び方ページよりご旅行の時期に特別なツアーが催行されているか、季節ごとのおすすめツアーがあるかどうかについてご確認ください。
シーズン特別ツアー、季節のおすすめツアー

ニューヨークのイベントカレンダー

ニューヨークでは1年を通して様々なイベントが開催されています。メイシーズ主催のサンクスギビングデー・パレードやロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式はテレビ中継もされ、アメリカ国内のみならず、世界中から観光客が集まる大きなイベントです。

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日にち イベント 説明
1月、8月 レストランウィーク 参加レストランのランチやディナーがお得な料金に。要予約
2月、9月 ファッションウィーク 年に2回、1週間に渡り開催されるファッションの祭典
3月 ゲイパレード(プライド・マーチ) LGBTQ文化を讃えるイベント
3月17日 セントパトリックデーパレード 聖パトリックの命日。緑色の物を見に付けて祝う
4月上旬 イースター・パレード 復活祭。パレードは5番街にて
4月下旬 トライベッカ・フィルム・フェスティバル 9.11をきっかけに、ダウンタウン復興を願い始まった映画祭
6月上旬 トニー賞授賞式 演劇およびミュージカルに関する賞の授賞式
7月4日 メイシーズ・ファイアーワークス 独立記念日を祝う花火大会
7月~8月 ブロードウェイ・イン・ブライアントパーク ブロードウェイ俳優たちが公演ステージで劇中歌を披露
9月第2土曜 レイバー・デー・パレード 労働者の日。パレードは5番街にて
9月 or 10月 ニューヨーク・フィルムフェスティバル リンカーンセンター映画協会主催の映画の祭典
10月31日 ビレッジ・ハロウィン・パレード ビレッジの6番街にて行われる仮装行列
11月下旬 クリスマスツリー点灯式 ロックフェラーセンターのツリー点灯式が有名。有名アーティストによるライブパフォーマンスも
11月第4木曜 メイシーズ・デー・パレード 様々なキャラクターのバルーンが有名
11月第4金曜 ブラックフライデー 感謝祭翌日の年に一度の大セール日

※ 開催日、開催期間が年によって異なるイベントもあります

アメリカの国民の祝日カレンダー

アメリカのナショナルホリデー(国民の祝日)は、日にちが指定されていますが、休むかどうかは企業の裁量によって異なります。元旦、独立記念日、感謝祭、クリスマスは国民全体が休みます。クリスマスなどは飲食店や衣料品店のほとんどが閉まるため注意が必要です。

アメリカの休み4は日間だけ? アメリカでは、「祝日」なのに休みではない会社や学校が多くあります。それは、アメリカは自由の国なので宗教や企業、個々の自由を重んじているためです。個々で見れば、しっかりバケーションを取って家族でバカンスに出かける人が多いです。
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日にち アメリカの国民の祝日 説明
1月1日 元旦 ほとんどのお店が閉まります
1月第3月曜 マーティン・ルーサー・キング誕生日 黒人指導者マーティン・ルーサー・キングJr牧師の誕生日
2月第3月曜 ワシントン誕生日 大統領の日(プレジデント・デー)ともいう
5月最終月曜 メモリアル・デー 戦没者追悼記念日
7月4日 独立記念日 アメリカ合衆国の独立記念日
9月第1月曜 レイバー・デー 労働者の日
10月第2月曜 コロンブス・デー コロンブスがアメリカを発見した日
11月11日 ベテランズ・デー 退役軍人の日
11月第4木曜 サンクス・ギビング・デー 感謝祭。ほとんどのお店が閉まります
12月25日 クリスマス ほとんどのお店が閉まります

華氏から摂氏への計算方法

お客様から気温はどのくらいかと尋ねられた時、「80度です」などとお答えすると、「いや~、ニューヨークの気候って、思ったより暑いんだね~」などと本気でお答えなさる方がいますが、摂氏80度だったら死んでいます。ご存知のとおりアメリカは華氏で温度を測ります。ここでは、アメリカで採用されている華氏(アメリカ)での温度を、摂氏(日本)に換算する簡単な方法を紹介します。

まず、摂氏0゜(日本)=華氏32゜(アメリカ)です

計算式は : (アメリカの華氏温度 – 32゜)÷2+2゜=日本の摂氏温度 、になります

では、華氏から摂氏に変えてみる練習をしてみましょう、、、。

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問題 答え
真夏の例題1: 90゜は摂氏何度ですか? 真夏の例題1回答: (90 – 32)÷ 2 + 2 = 31゜が正解
真冬の例題2: 20゜は摂氏何度ですか? 真冬の例題2回答: (20 – 32)÷ 2 + 2 = – 4゜が正解