出国から帰国までの手続き

出国から帰国までの手続き

日本出国時から帰国時までに行われる、審査や免税範囲について説明しています。アメリカの入国審査はテロ以降厳しくなったこともあります。出発前の準備をしっかりとしましょう。

日本出国手続き/アメリカ入国審査

ご出発前にESTAに登録する

アメリカに渡航する場合、電子渡航認証システム(ESTA) 2010年9月8日より、全てのビザ免除プログラム参加国(VWP)の渡航者(一般の旅行者や観光客)は、インターネットからESTAに登録しなければなりません。ESTA申請は旅行前ならいつでも可能です。通常一度承認されれば、米国へ複数回の渡航が可能で、ESTAは2年間または申請者のパスポートの有効期限、あるいはその他の再申請しなければならない状況が発生するまで有効です。すでにESTA認証を受けた渡航者は必須項目以外の情報更新の際にはESTA費用を支払う必要はありません。

だだし、新しいパスポートを取得したりESTA再申請の場合には、ESTA費用の支払いが必要になります。ESTA費用は渡航認証申請時にESTAのシステムを通して支払います。
ESTAは、米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されました。 このオンラインシステムは、ビザ免除プログラムの一部で、米国に短期商用・観光目的(90日以下)で旅行するすべてのVWP渡航者は、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければなりません。

ESTAの申請についての詳しい情報(日本語)はこちらをご覧下さい。

空港から日本出国の手続き

搭乗手続き・チェックイン

  • 搭乗券とバゲージ・クレーム・タグを受け取る
  • 国際線で、席の希望をいえるのはここでのみ(ビジネス・ファーストは別)
  • マイレージを確認、またはカードの申請

※ 日本ご出発時に航空会社を通して、旅客の米国滞在先住所を米国当局へ通知する必要があります。

税関・外国製品の持ち出し申告

不明の場合は係員に尋ねれば、申告の要・不要は指示してくれる。

セキュリティ・チェック

刃物類は機内持ち込み禁止なので、預ける荷物の中に入れておくこと。

搭乗

喫煙者は免税店でタバコを買っておくとよい(ニューヨークは1箱$15以上と高い)。

アメリカ入国審査

アメリカでの入国審査に必要なものは、1.パスポート、2.税関申告書、3.日本への帰りのチケット(または証明書)の3点です。滞在の目的と期間を問われますので、目的は商用なのか観光か、期間は何日間かを明確に伝えます。ビザ免除プログラムでは、アメリカの滞在は90日まで有効です。その期間中にアメリカを出国するチケットを所持していなければアメリカへの入国は拒否されますので必ず帰りのチケットが必要となります。

TSAロックについて

スーツケースやスーツケースベルトなどによく付いてる「TSAロック」。
TSAロックとははアメリカ運輸保安局 TSA(Transportation Security Administration)によって認可・容認されたロックで、アメリカ同時多発テロ後、セキュリティチェックが最も厳しいアメリカであっても、カギをかけたまま航空会社に預けることができるロックです。

通常は、カギがかかっている荷物はすべてロックを切断、もしくは破壊して検査されますが、このロックを使用しているカバンは、アメリカの各空港に配属されたTSA職員が特殊なツールを使用して底部の鍵穴からロックを開錠して検査をします。そして検査後は施錠して戻してくれます。

帰国便の確認

帰国前日には、ウェブサイト等で帰国便のフライト情報をご確認ください。アメリカ国内線を経由する方は、フライトの突然のキャンセル等の可能性がありますので、特にお気をつけ下さい。

ニューヨーク出発時の空港のターミナル地図も事前にチェックしておくとよいでしょう。JFK空港 / LGA空港

アメリカ出国時の空港チェックイン

帰国の時が来ました。悲しいですがまたこのニューヨークに戻ってくることを約束して、日本へ帰る時間です。さて、以下はニューヨークから日本へ帰る帰国便のチェック事項です。

国際線のチェックイン

  • グループと個人では並ぶ列が違うので注意
  • チェックインカウンターでは、パスポート、航空券を係員に渡し、○○People, ○○bagages, going to ○○(何人で、荷物が何個で、何処行きます)と伝える。余裕があれば、Please assign window seats.のように座席の希望を告げるとよい
  • 預けられたスーツケースのネーミングタグを確認する。ときどき違う行き先がプリントされているミスがあるので注意
  • 太平洋を越える国際線ではスーツケースの重量制限は通常1つにつき50パウンド(およそ23キロ)まで。超過した場合は超過料金(航空会社によって異なる)を支払えばOK
  • スーツケースに付けられたタグの控えを必ずもらっておく。紛失したり、壊れたりということがよく起こるため。国際線の直行便ではまず紛失することはないが…
  • 搭乗ゲート番号と出発時間をゲート近くのモニターで確認。誰が何を言おうと、モニターが正しい
  • 搭乗前にタバコを吸いに表に出ても構わないが、必ず搭乗券を持って出ること。テロの警備などでセキュリティーが厳しい箇所もある

国内線乗り継ぎのチェックイン

  • チェックインカウンターが混んでいることが多いので、時間に余裕を持って移動してください
  • 国内線がオーバーブックの時もあります。ミネアポリス、デトロイト空港ともに野球場のように広いので、乗り継ぎの際も時間に注意して下さい
  • 経由地では予定の乗り換え搭乗ゲートが変更になっている場合があるので注意。必ずモニターでDeparture Timeをチェックし、Boarding Time(搭乗時刻)前になったらゲートの様子に注意する
  • 免税店でお買い物をするのは、アメリカを出国する最後の空港で、となります。
  • 乗り継ぎ空港では、時差に気をつけます。ニューヨーク時間:デトロイト / ニューヨーク時間 -1時間:シカゴ、ミネアポリス、ダラス、となります。ニューヨークを発った時点で経由地の時間にあわせてください。
国内線チェックインの時間短縮 アメリカの国内線各航空会社のWebで事前にチェックインして時間を短縮できます。空港の自動チェックイン機で導入している自動荷物預かり機もご利用してみてください。(国際線乗り継ぎ便がある場合は、チェックインカウンターでチェックインする必要があります)。

日本入国時に申告する免税範囲とは

関税申告時に…

日本に入る時税関で並ぶ列は、免税内であれば緑ランプの列、免税外であれば申告書に記入して、赤ランプに並びます。別送品をアメリカから送られた方は2枚申告書に記入して下さい。申告書は日本帰国便の機内で書いておきます。

日本に免税範囲内で持ち込めるお土産は、20万円までです。この計算方法も面倒なのですが…。一品1万円以下の商品は対象外となります。一品1万円以上の商品を合計して、20万円を超えたものに関して課税徴収されます。

免税範囲に該当するもの

  • お酒3本まで(一本760ml程度のもの) それ以上は200円~800円/リットル(酒の種類によって異なる)の関税がかかります
  • 紙巻きたばこ200本、もしくは葉巻50本、もしくは加熱式たばこ個装等10個まで
  • 香水2オンス(50g程度)まで(オーデコロン、オードトワレは含まれません)

輸入規制(持ち込み制限品目)

果物、植物、ハム、ソーセージなどは検疫カウンターに並んで、その後税関へ。偽ブランド品は輸入が禁止されています。

ワシントン条約にもとづく動植物、およびその加工品

象牙、ワニ、ヘビ皮、毛皮、毛敷物、等のワシントン条約にもとづく動植物、およびその加工品は、輸入承認証などがないと輸入することができません。